私がこの講座を受けようと思ったきっかけは2つあります。1つ目は、私の働く美容クリニックでのエピソードです。 80代のお客様が施術を受けにいらっしゃった際に「こんなおばあちゃんになっても、鏡に映る自分の見た目やふと目に入った指先がメイクやネイルで綺麗にされていると、自信が出てきて明るい気持ちになるんです。何も用事がなくても外に出たい気分にもなるんですよね。」と笑顔で話される姿が年齢など関係なくキラキラしていて感動したことです。 2つ目は、自分自身美容が大好きで、美容の施術を受けることによって元気が得られるからです。ネイルの施術を受けた後には、仕事や家事の合間に美しく施されたカラーリング・アートの爪が目に入ると、なんとなく気分が上向きになったり、綺麗な爪を周りに自慢していたりと自分自身が明るくなっている気がしていました。これらのエピソードをきっかけに、年齢問わず美容は「綺麗・可愛い・かっこいい」と感じることで自分の自信に繋がり、心が明るくなることで普段の行動もより活発になるのではないかと考えるようになりました。そこで、美容と高齢者を繋ぐ仕事はないかと気になり調べ始め、「福祉ネイリスト」という資格に出会い、受講することに決めました。 福祉ネイルでは、爪に色や装飾を施したり、ケアをしたりといった美容目的もありますがそれだけではなく、施術中のコミュニケーションによるストレスの発散や気持ちをリラックスさせたり高揚させたり等、心理的効果も期待される施術です。私は、爪を綺麗に仕上げることに必死になりすぎると会話がなくなったり、会話に集中するとネイルの施術手が止まってしまったりと、限られた時間の中で施術とコミュニケーションを同時に行うのが難しく感じました。 実際に施設で研修させて頂いた際には、その方の認知能力や指の開き具合等のADLに合わせた施術が必要になるため、手を握りながらの施術や腕の位置が痛くならないように追加でタオルを敷くといった、一人ひとりに合わせた施術の工夫も必要になると学ぶ事ができました。 新しいことを学ぶのは、覚える内容も多く大変だなと感じることもありましたが、利用者さまの笑顔や「綺麗ね、ありがとう。」「また来月楽しみ。」という言葉をお聞きすることで、大変だった事など忘れそうになるくらい、やりがいを感じる事が出来ました。 今後の目標としては、福祉ネイルを通して「癒し、元気、毎日の生活に自信や希望」を感じてもらえるよう、利用者さまの笑顔を1人でも多く増やしていきたいと思っています。また、ネイルだけでなくフェイシャルに関する福祉についても学びたいと思っています。現在の居住地は東京ですが、私の故郷は徳島県のため、ゆくゆくは東京など関東圏だけでなく、徳島県でも福祉ネイリストとして活動していきたいです。 |
私は普段、理学療法士として働いています。もともと病院で勤務しており、入院中の患者様と接する機会が多いのですが、ある患者様が、「入院していると髪の毛を染めたり手のケアをしたりできないのよね」とおっしゃっていたのが印象に残っていました。その時から、なにか入院中でも処置やリハビリの妨げにならないような、患者様がより明るく入院生活を頑張れるような取り組みはないかと考えていました。その時に出会ったのがこの福祉ネイルでした。 ZOOMでの授業や、実技練習を行うと学ぶことが多く、回想法を用いながら施術ができるか不安ではありましたが、実際に実地研修に参加させていただき、利用者様と一緒にネイルのお色味や、デザインを考えたりすることがとても楽しく改めて福祉ネイルを学べてよかったと実感することができました。病院では認知症の方も多く、気分が乗らないと処置やリハビリを拒否してしまったりする方も多くいらっしゃいます。認知症の方に対しても回想法を用いることで昔を振り返りながら落ち着いた気持ちになることができ、また患者様のことをより深く知ることができるきっかけになると思いました。さらに実際に爪のお色味やデザインを一緒に決めることで、ご自身で考えるという過程がとても重要だと感じました。認知症ですぐ忘れてしまうこともあるかもしれませんが、少しでも安心できる環境があると感じていただければ、その後の身体的なケアやリハビリも前向きに取り組んでいただけるのではないかと思います。 病院では患者様に化粧をする機会があり、お化粧された患者様がお化粧をする過程で色選びなどをご自身で行ったり、その後の声掛けなどで笑顔になる場面が多くありました。今後の福祉ネイリストとしての取り組みとして、化粧と福祉ネイルを組み合わせ、より患者様が前向きに入院生活を送れるような活動を行っていきたいと考えています。 また。今回実地研修で地域のデイサービスや施設での活動を経験し、今後の高齢化社会を見据えた活動を行っていく必要があると感じました。医療の現場でも予防医療という観点が注目されていますが、利用者様がより活力のある健康的な生活を送る第一歩として福祉ネイルをすることで外出機会が増えるなど、怪我や病気のリスクを減らすことにもつながると感じました。 私も福祉ネイリストとして、患者様や利用者様の健康や活力を維持するサポートができればと思います。 |
『なんじゃこれ〜』 あの日あの時の驚きを忘れない。 スクールに通い始めて2回目の実技でのことです。バッファリングを終え、指先を見ると爪がピカピカ輝いているではありませんか。思わず心の中で叫んでしまったのが冒頭の言葉です。私のくすんだ瞳もあまりの衝撃に、この時ばかりはキラリと輝いたはずです。 この爪に彩りを添えると、更なるトキメキを感じることは容易に想像が出来ました。女性の皆さんは、こうしてネイルを楽しんでいるのか…、そのことを実感出来た瞬間でした。 私は介護士として11年目を迎えました。 介護ってなんだろう…、思い描くそれと現実との間で葛藤する日々が続いていますが、ぼんやりと『介護とは幸せのお手伝い』、こんな結論に達しています。 介護士にとってご利用者様が日々元気になっていく姿、笑顔が増え楽しそうに暮らしている様子、そのお手伝いをさせて頂くことに喜びや、やり甲斐を感じます。Aさんは1度のネイル体験で、劇的に生活が好転していったご利用者様として、私の記憶に刻まれています。Aさんは大正14年生まれの90歳、軽度の認知症で転倒リスクも高く移動は車椅子を利用していました。とても控えめで、一日の大半を居室で過ごされていました。ある日、ネイルが趣味の女性職員がAさんを共有スペースにやや強引に連れ出し、拒否の言葉を無視してネイルを始めました。しばらくするとAさんの表情に変化が表れました…、笑顔です。ネイルを終えると、ピンクに彩色された指先を見つめ嬉しそうで楽しそう、とてもニコヤカな笑顔がこぼれていました。トキメキを感じた瞬間だったのでしょう。それ以降、自ら共有スペースに出てくる機会も増え、リハビリも積極的にこなす様になりました。意欲的な生活が始まりました。自力での歩行も可能になり、日に日に力強さも増してきました。ご家族様が同行して、買い物に行けるようになるまで回復していきました。 ある日、施設のベランダから買い物帰りのAさんとご家族様の姿が見えました。晴れ渡る空のもと、白いブラウスがより鮮明に映し出されていたのが印象的でした。その光景を目撃した時の嬉しさは、目から涙がちょちょ切れる(実際は涙は出ていませんが)ほどの感激を覚えました。 その後はネイルが趣味の女性職員が退職、ご利用者様にネイルを施す機会が無くなりました。 私は事あるごとに、在職中の女性職員に対し『ご利用者様にネイルをしたら喜ぶよ』と話しかけていました。何度も言い続けました。それが、あまりにも鬱陶しかったのでしょう。 『そんなに言うんだったらアンタがやれば』と言う言葉が返ってきました。 俺が…、目からウロコが2枚も3枚もはがれ落ちていくのを感じました。ネイルは女性が女性に対して行う施術だと思い込んでいたからです。 『そうか、俺がやってもいいのか…』 考え方は変わったものの、実際の行動になかなか移すことはできませんでした。ネイルに関して知識はゼロ、還暦をとうに超えたオッサンにできるのか、かなり心理的ハードルの高い問題でした。そんな想いを引きずりながら、数年の歳月が流れて行きました。 『福祉ネイル』、ある日ネットを見ていると、この文字が目に飛び込んできたのは単なる偶然ではないでしょう。 『なんじゃ、福祉ネイルって』、『ん、これなら出来るかも…』 躊躇はあったものの、なんとかなるの精神で入校し、ようやく卒業間近まで辿り着くことが出来ました。 これが福祉ネイリストになろうと思ったキッカケです。 今後は…。 福祉ネイリストの資格を取得したら、入居されているご利用者様にネイルを行ない、その事で報酬を得ようとは全く考えていませんでした。あくまでもボランティアとして、細々と活動していくつもりでした。 ただ、『福祉ネイルの世界』が予想を遥かに超えて大きな広がりがあり、有益性の高い業態であることを知りました。 自分の想いだけではなく、福祉ネイリストとして活躍されている皆様に多少なりとも貢献できる活動もしていきたい、と考えが変化しました。 これまで10ケ所を超える高齢者施設で働き、様々な経験を積んできました。施設の内情も理解できているつもりです。 福祉ネイリストの皆様と関わり、お互いに情報を共有しつつ、福祉ネイリストとして自信を持ってご利用者様に笑顔を届けたいと思います。 |
私は今年56歳になり、 社会に出てから間もなく40年になります。 『福祉ネイリスト』 という職業を知ったのが3年前で、 ちょうど自分の時間が増えてきて何か技術を身につけたいと思い 若い頃一度諦めたネイリストの勉強を通信で始めた頃でした。 途中、 大病の為中断しましたがなんとか日常生活を送れるようになり毎日のようにネイルの練習、 勉強と目標に向かっていた時、 SNSで見つけたのが 『福祉ネイリスト』 です。 その頃は検定取得という目標があり、 検定取得後の目標がまた1つ増えて毎日が楽しくて仕方なかったです。 無事目標達成と同時に福祉ネイルについて調べて今すぐ勉強や練習を始めようと思った時病状があまり良くない事がわかり治療方針の変更により一時入学を断念しましたが、今年に入りなんとか入学することができ、ついにこのレポー トを書く所まで来れました。 私の住んでいる我孫子市の人口は約13万人、内高齢者人口は約4万人。 数多くの高齢者施設があり、 毎日のようにデイサービスの送迎車を見かけますし、とても需要があると感じました。 先日新浦安のデイサービスに行き、実地研修での出来事で働く方々が利用者様 への優しいお声かけを耳にし、私も優しく和やかな気持ちになりました。 30歳の頃介護ヘルパーの勉強もしていたのでネイルと福祉のつながりを知った時は 「なんて素晴らしい職業なのだろう!絶対にやりたい!」 と感銘を受けました。 研修で施術させていただいたお2人との会話や塗り終わった時の笑顔が忘れられません。 人生折り返しではありますが、 残りの人生いずれは自分も福祉ネイリストの方々に施術していただきたい。 今自分ができる事全力で尽くせる仕事との出会いだと感じます。 より多くの笑顔と出会いたいと思っております。 また、 現ネイリストの方々が私の年になった時やめるのではなく 『福祉ネイリスト』 という職業への興味を持っていただきたい。 ネイリストとして第二の人生を歩んでもらえるような活動をしていきたいと考えております。 |
私が福祉ネイリストになったら、「ネイルもリハビリのひとつにする」をやりたいと思っています。 私は普段、理学療法士として働いています。事故や病気で低下してしまった身体機能やADLを運動療法や環境調整、動作指導などでサポートをしています。 リハビリを行い、初めは起き上がるのも難しかった患者様が1人で起きてトイレに行けるようになったり、退院して在宅生活に不安を持った利用者様が、 不安なく生活出来るようになった時、私も嬉しくなったり、よかったなと思って働いています。 しかし、リハビリは思うように動かない身体を動かしたりするため、患者様・利用者様によっては、痛い、辛い、もうやりたくない、と辛いことも多いように感じていました。 私もなんとか、リハビリの時間を出来るだけ楽しいものにしたいとその方に合った声かけや接し方を考えて行っていました。 ある日の訪問リハビリにて、身体が思うように動かなくなって、今まで行っていたことが出来ず気分が落ち込んでいる利用者様がいました。 「もう死にたい」と泣きながら訴えられる利用者様に対し、どのように接するか、リハビリしていこうか考えていました。そんな時、利用者様が私の爪を見て、「わあ!綺麗ね」と笑顔になったことがありました。特別手入れをしたわけではなく、少し爪を磨いていただけでしたが、そう言われたことで私自身が嬉しく、また利用者様の笑顔をみられたことで、「美容には人を元気に・笑顔にする力がある」。そう確信しました。そこから「介護美容」という分野を学び、その中でネイルの魅力や力をより感じていました。自分が好きというのもありますが、魅力や力のあるネイルの効果を出してみたい、そう思ったため福祉ネイルの受講を決めました。 福祉ネイルを学んで感じたことは、自分のファイリングやポリッシュの塗り方に癖があること。また、回想法を用いたコミュニケーションをとりながら施術することがとても難しいことでした。特に回想法は昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けることで脳が活性化し、活動性・自発性・集中力の向上や自発性の増加が促され、認知症の進行予防にもなる方法なので、相手のお話を引き出しながら施術が行えるようになりたいと思いました。 今後は、「ネイルもリハビリのひとつにする」を行うためにネイルの効果のエビデンスをだしていきたいと思っています。半側空間無視など、ネイルをすることによるリハビリ効果もあるのではないかと考えています。エビデンスがだせたら、楽しくリハビリが行え、また福祉ネイリストの活躍の幅が増えるのではないかと思っています。そしてネイルを通して、やりたいことを諦めたり、遠慮してしまう方の一歩を踏み出すお手伝いもできたら嬉しいなと思っています。 |
最初に私がそもそもネイリストになった理由が母の為でした。 中学生のころ、家庭環境が悪化し父が黙って家をでました。それから高校に入学するもやはり金銭的な面で母を助けたく、中退し仕事する道を選びました。 アルバイトをつづけて家計を支えていましたが、同級生が高校を卒業し進学、就職していくのを目の当たりにしました。 その時に初めて今後の人生において、当時すでに60代に近づいていた母のその時が来たとき介護ができるのか…そんな不安に襲われたのです。 “手に職をつけなければ…”そう考えていた時、ネイリストという職業を知りました。学費も自身で工面できる、どこでも鞄一つあれば施術できる。 それならば母の介護が必要になったときに傍にいながら家計を支え、介護ができると思ったのです。 そして必死に働きながら勉強してネイリストとなりました。 その後幸運なことに結婚出産と続いたものの、初めての育児をしながらネイルサロンで働くことが困難と考え、 縁あって事務職に移りました。約8年事務の仕事をしながらネイルサロンに行ってみたりしては、どうしてもネイルの世界にいつか戻りたいと思っていたのです。そしてある程度子育てが落ち着いたと同時に退職し、ネイルの世界へ戻りました。あまりのブランクがある中ダメ元で面接を受けてなんとかネイルサロンに雇ってもらえたのでまた一から学びなおしました。 その時に同僚に紹介して頂いたのが千葉浦安校の東條先生のネイルスクールです。 通常のコースを教えて頂いている時に先生が丁度福祉ネイルを始められていて、福祉ネイルの張り紙を見て自身の原点を思い返しました。 “母を支えるためにネイリストになる”と決めた事。どうしてもネイリストに戻りたかった理由…“私がしたネイルで人が喜ぶ顔がみたい”。 祖母は祖父が亡くなってから急に認知症が進行し、別人のように怒りっぽくなりました。常に苛立ち、私は若く理解してあげられなかった。 一度出て行って再会する事ができた父は数年たってから末期の肝臓がんで余命宣告を受け、身なりをいつも気にし、綺麗にしていた父も最後は苦しさで動けなくなり、介護の知識がない私は傍にいてお手伝いしてあげる事しかできませんでした。 最後のお別れの時、爪は浅黒く、きっと気になっただろうになぜあの時ネイリストなのにきれいにしてやれなかったのか。今も後悔しています。 昨年、まだ40歳になったばかりの友人が咽頭がんで亡くなりました。生前遠くに住んでる中、体が動くうちにと会いに来てくれたのに知識がなかった事で気をつかいすぎて爪の悩みだけでも聞いてあげる事ができなかった。その他にもそういった機会が多く今後どれだけ福祉ネイリストの存在が必要か、自身が一番強く感じたのです。それが福祉ネイリストのコースを受講しようと思った理由です。 実際学んでみて、まったく知らなかった介護の知識によってこれまでの経験でどうしたらよかったのか、その答えが見えてきました。祖母にも父にも友人にも、こうしてあげればよかったのかと。 先日行かせていただいた実地研修でネイルをしたご利用者様のとってもうれしそうな笑顔は私にとってかけがえのない喜びでした。 ご利用者様の手を触ると感じるその方の生きてきた年月。その人生に少しでも笑顔で関われたことが何より嬉しかったです。 福祉ネイリストになったらネイルと介護の知識を組み合わせ、介護サービスの定期訪問はもちろん、身体的精神的障がいのある方の爪の状態の管理や育児中のママさんたちの癒しネイル、そして亡くなった方にも敬意をこめて行うエンバーミングネイルなど、鞄一つでどんな形でも困っている方の元へ飛んでいき、福祉ネイルの活動を広めていきたいと考えています。 |
私は普段、作業療法士として回復期の病院で働いています。 元々認知症や地域の活動に興味があったことと、病院内で化粧療法を実施していたこともあり、院内のスタッフから認知症の家族会イベントで福祉ネイルというものをやりますとお話を聞いたときは、病院での活動にも生かせるかもと思い、是非見学に行かせてほしいとお願いしました。 家族会では、ハンドトリートメントを実施しており、施術を受けた患者様が「とっても気持ちよい、贅沢ね」と、とびきりの笑顔を見せて下さったのが印象的でした。 また、その後患者様にご家族がハンドトリートメントを実施する場面があり、普段は認知症の方への対応について困っていたとお話されていたご家族も、手を触れることでお互いに自然と笑顔がこぼれていて患者様もご家族も穏やかでとても素敵な表情をされていました。 病院内で見ている認知症患者様は、落ち着いている方もいれば帰宅願望や不安を口にする方、入院している状況も理解できず暴言や暴力、徘徊してしまう、死にたいといった発言をされることもあります。リハビリの時間にご本人の本心を聞くことが出来ることもありますが、そこからもう一歩患者様の安心や笑顔で生活できる何かに繋げられたら、生きる楽しみや活力になればそんな風に感じていました。 福祉ネイルでは、1対1で会話をすることができ、何より手に触れるということから物理的な距離感も近くなり、話しやすく普段持っている不安やネガティブな感情から一時でも離れることが出来るのではないかと感じました。 ネイルのカラーやアートを終えた後の表情、他の人に褒められた時に生まれる他者とのコミュニケーション、褒められるというその体験自体が社会とつながっているという感覚や生きる楽しみになると考えます。 今後は、まず院内でのレクリエーションの様な形で患者さん同士、患者さんスタッフでハンドトリートメント(まずは手を触る、お話をする)といったところからスタートしたいと考えています。化粧療法と並行し、患者様のリハビリのやる気、ADL向上、退院後の社会参加を促せる一助になればと思います。また、片麻痺患者や自分の体へ注意が向かない、痛みで「こんな手いらない」と言っている方に指1本でもネイルをして、自分の大事な体の1部であること、優しくさすってあげよう、かわいから見える位置に置いておこうと思ってもらい、麻痺側の生活での参加を促せるようにしたいというのも密かな私の野望です。 院内活動はもちろんですが、地域での認知症患者様とその家族に対しての活動も是非関わっていきたいと考えています。地域活動では、ネイル+化粧で私が行っている2つのことをどちらもちょうどよい形で紹介していけたら良いなと思います。 認知症に悩む患者様、そのご家族、ケアをするスタッフなど関わる全ての人が笑顔になれる様なそんな関わり、活動をしていけるような福祉ネイリストになれるよう努力していこうと思います。 |
最初にネイルに興味を持ったのは、コロナ禍が始まった時期、友人の「ネイルサロンに行けなくなってしまった」という話でした。 介護施設で働く私達は、基本的にネイルは禁止されています。ですが、足は普段靴で隠れてしまう為、入浴介助の際にチラッと見えるのが、自分の癒しであり、利用者様との会話のきっかけになることもあります。 友人を元気付けたかった私は、けれども何も知識が無い状態で人の体に触るのは不安があり、最低限の知識は身につけようと検定3級取得を目指します。 しかしその後、感染者数は増え続け会社からは不要不急の外出は控えるようにとの連絡があり、更には系列施設への異動が決まってしまいました。異動先で仕事に慣れるため慌ただしく過ごす中、ネイルの勉強から遠ざかり、また友人と会うこともままならず、目標が中途半端になってしまいどうしようかと考えていた時に『福祉ネイル』という職業があることを知りました。 調べたところ、福祉ネイルには美容の目的の他、会話で相手を癒したり、元気付けたり出来る、とのこと。 早速スクールの説明に伺ったところ、先生は丁寧に説明をして下さり、沢山私の話を聞いて下さいました。また、体験としてケアと爪を磨いていただきました。帰り道、自分の爪を見る度に笑顔になり、気持ちが明るく上向く、これがネイリストの仕事か…とワクワクしました。 講習を受けてみると、介護施設で働いているうちに身についた知識もあれば、回想法やユマニチュード等改めて覚えることもあり、大変勉強になりました。介護職では無い方からはどのように介護業が見えるのか、なるほどなぁと思うこともありました。 また、検定を目指していたものの実際に手を動かし教わることが無かったため、新しいことを覚える事がとても楽しく、この知識、技術を早く実践したいと思うようになりました。 途中、施設にてクラスターが発生し休業・自宅待機や、父が亡くなる、母や自身の体調不良等、思うようにスムーズに進まないこともあり気持ちが折れそうになりましたが、諦めずに教わり続け良かったと思います。そして実地研修を受け、自分が理想としていた事がここにあったんだなぁと思いました。 回想法が上手く出来ているか分からない程緊張しながら挑みましたが、利用者様のお好きな物や行ったことのある旅行先のこと、飼っていた犬のこと等、また時々私のことも挟みつつ、お話をするのはとても楽しかったです。 普段仕事中はプラス感情の話をしており、あまりマイナス感情の話はしないようにしています。一日過ごす上で、気持ちが不安定になってしまうからです。ですが、大変だったこと、残念だったことも受け入れ、利用者様の思い出や気持ちを引き出していくのは奥が深いなぁと思います。 一人一人と向き合い、その人のことを知ろうとし、思いやりながら施術とお話をする。普段職場では忙しく接してしまううちに、なかなか出来なくなっていることでした。 そして最後に、皆様自分の爪を見て素敵な笑顔になる、それがこの福祉ネイルという職業の素晴らしさを物語っているのだと思いました。正しい知識と技術を学び、そして何より相手を思いやる気持ちを忘れずに、福祉ネイリストとして活動していきたいです。 友人とはなかなか会う機会が無いままではいますが、最初の『人を元気付けたい』という目標は叶えられつつあり、これからも目指していきたいと思います。 |
福祉ネイリストになろうと思ったきっかけは、祖母の認知症です。 いつもお洒落でメイクもばっちり、自分でネイルもして本当にいつも綺麗で自慢の祖母でしたが、6年ほど前から認知症になりました。 そこから祖母の介護が始まり、介護とは大変と聞いていたものの、短期間ですが実際に私も経験してみてこんなに大変だとは思ってもいませんでした。 日々増える部屋に貼られていくメモの数。料理上手だった祖母は野菜の切り方すら忘れてしまっていました。少しずつ認知症が進行していく祖母や、 初めての介護で体力的にも精神的にも疲労困憊している母の姿を見て、私に出来ることはないのか調べていたところ、東條先生のSNSを見つけました。 発信されている投稿を見て「これだ!」と思い受講させて頂きました。 そんな祖母ですが去年の10月に亡くなりました。祖母にはたくさんのことを教えてもらったと思います。生前、祖母にハンドマッサージとネイルをしてあげました。 「あら、これ誰がやったん。綺麗やな~」とずっと爪を眺めていた祖母の姿はとても可愛らしく、あの笑顔はずっと忘れません。 今ではそんな祖母の姿を近くで見れて良かったなと思っています。 実地研修では3名の方へ施術させて頂きましたが、会話を続けることがとても難しく、ご利用者様は楽しまれているのだろうかと不安な気持ちでいましたが、施術が進むにつれて会話の数や笑顔の量も増えていき嬉しそうにお爪を眺めている姿が皆さんとても印象的でした。 ご利用者さんの喜び、楽しみ、悲しみといった感情の共有をしていくことが重要だなと思いました。長い人生における大切な思い出を聞かせていただきながら、私自身の生き方のヒントを教えてくれているような気がして、1人でも多くの方に寄り添えるような福祉ネイリストになりたいと思います。 私は介護職でもなければ、ネイル初心者です。これから高齢者が増えていくなかで、みんながなんでもいいからできることする。 自分が出来ることで何か少しは変わるのではないかなと思います。 これからたくさん模索し、沢山の方から学ばせてもらいながら、まずは“福祉ネイル”の存在を私の周りの人から認知してもらえるよう、活動をしていきたいと思います。 |
約20年前、OLだった私が転職を決め、ネイリストという道を志した時に考えていたことは 「どんな感想も直接言ってもらえる自分の成果が見える仕事に就きたい」「誰かの役に立てる技術を身につけたい」「いつか福祉の仕事で役立てたらいいな」ということでした。 開業し、有り難いことに仕事は軌道に乗りましたが、スタッフやお客様が増えるほど当たり前に忙しくなり「何かを変えない限り『いつか』は永遠に叶わないのだ」ということを切に感じていたところ、突然の事故で父が要介護5に認定されることになり、思いがけない形で私の日常や常識は変わってしまいました。 介護の現場を目の当たりにすることが増えると、今までピンと来ていなかった【福祉ネイリスト】という文字が目につくようになりました。 ホームページで、すでに福祉ネイリストとして活躍されている方の感想を拝見した時、この資格を取得できたら父のためになるだけでなく、自分の技術がどこかで役立つ可能性があるかもしれないし、想いも叶うかもしれないという希望を感じ、講座受講を決めました。 学び始めると、技術やスキルより大切なことがあることを痛感することとなり、本当に必要で大切なことは、ここで学ばなくては得られなかったということも実感しました。特に東條先生が実体験を交えて教えてくださる講義や指導は、大変為になりました。 一般のサロンでお客様と接するように行うコミュニケーションでは当然通用しないこと、福祉ネイルにおいて技術での禁忌事項がなぜ存在するのかなど、「なぜ」への理解を深めるきっかけをたくさん下さったからです。 現在ネイルに対する認知度が上昇したことにより、ネイリストの仕事の幅は無限に広がりを見せていますが、年齢を重ねるほど体力・視力・気力が以前とは違うことに気づき、サロンでの自分の存在意義に疑問を感じられている人も多く見かけます。 福祉ネイリストという仕事は、そんな技術・スキルをもちつつも今後のあり方について迷うネイリストに、新たなチャレンジをするきっかけとなるのではないかと確信しました。 「福祉ネイルの仕事もやってみようと思っている」と話をすると、興味を持ってくださる方も多くいらっしゃいます。ですが、一方で福祉ネイルはボランティアという認識も拭えていないのも理解していますので、私自身が福祉ネイリストとして活動すると共に、福祉や医療の場においてもネイリストがその業界に必要な正しい知識を身につけていれば、正当に評価され、対価が頂けることを証明していく一人になれたらと考えております。 まずは、福祉ネイリストについて更に理解を深めるとともに、現場での経験を積んでいくことに尽力し、胸を張って「福祉ネイリスト」として名乗れるよう努めて参りますので、引き続きご指導よろしくお願いいたします。 |
私が福祉ネイルの存在を知ったのは近所のショッピングモールで開催されていたキッズネイルイベントがきっかけでした。 これまで障害者施設や病院で勤務する中で、優先するのは「衣・食・住」「健康でいること、安全であること」が多く、 自分らしさや楽しみの視点は後回しになってしまい、そういった生活が長く続くと、楽しみを求める意欲が無くなり生きる希望を見失う方もたくさん見てきました。 安全に生活する上では当然と思いつつ別の視点はないのかと模索する日々が続きました。 また、仕事と育児ばかりの日々でもう少し自分を大切にしたいと思ったとき、フットネイルに初めて行き綺麗に装飾された自分の爪を見てとても愛らしくなりました。その時、仕事でのもやもやも重なり以前見た福祉ネイルの存在を思い出しました。 自分のために色や絵を選んで、施術してもらい、それが後からでも見返せる。楽しい思い出が残る。これが生きる希望や自己肯定感の一つにつながるきっかけになるのではと思いスクールに通うことにしました。ネイルを自分でしたことがなく不安も多くありましたが、優しく丁寧に教えて下さる東條先生やイベントを通じてスクール生の方々とも交流ができとても楽しく学ぶことができました。何より自分自身の楽しみも増えました。 自分を大切にすることや綺麗になりたいと思う選択肢が環境や体調により無い方々もたくさんいらっしゃいます。 福祉ネイルのように訪問型かつ福祉の視点を勉強している方々の活動は、選択肢がなかった方々の生き方の幅を広げるきっかけの一つになると思い、私もそんな存在の一人になりたいと強く思います。高齢者施設や障害者施設、在宅で医療を受けている方など求めている方々はたくさんいると思うので、「きれいになること」「お金や時間を自分に費やすこと」が贅沢ではなく選択肢の一つになれるよう必要性や存在をもっともっと広げていきたいと思います。そのために技術はもちろん啓蒙活動等含め精進したいと思います。 |
ネイルは私の中でずっと好きな趣味で、サロンでの施術やセルフネイルを楽しんできました。 美しい爪を持つことが、自身の気持ちを一層高めてくれることを常に感じていました。 ある日、たまたまインスタグラムで福祉ネイルについての投稿を見つけ、それが私の受講するきっかけとなりました。 福祉ネイルの活動が、誰かの日常生活に幸せをもたらし、心にふれることができる素晴らしい使命であることに気付いた瞬間でした。 最初は福祉ネイルの活動がどのようなものか、理論的には理解していたものの、具体的には把握していませんでした。 しかし、今の社会でとても必要な活動だと理解し、その一環として参加することが使命とさえ感じました。 この活動は相手に癒しを提供するだけでなく、私たち自身にもその喜びを倍与えてくれる素晴らしいものだと思います。 私は高齢の母を練習の相手に誘った時に最初は爪の基本的なお手入れから始めました。 母がネイルカラーを塗ることの楽しさを発見し、次回どんな色にしようかと楽しそうに話す姿を見ることができました。 母の手元が色で飾られていく様子を見ると、目が輝いていました。 ネイルが人々に元気を与える素晴らしいものであることを実感しました。 最近、実地研修を経験し、短い時間内でポリッシュの施術や会話の回想法など、さまざまなスキルを磨く課題に直面しました。 これらのスキルを着実に習得していくために、時間をかけて努力しようと思っています。 そして今後はこの活動を通じて、新しいつながりや出会いが広がり、将来的にはより多くの人々に貢献できるよう尽力していきたいと願っております。 また、私に横のつながりの機会を提供してくださった東條先生には感謝の念しかありません。 今後、卒業してもこの素晴らしい活動をたくさんの方に広め、共有できるよう、全力を尽くしていく覚悟です。 この使命を胸に、福祉ネイルの素晴らしさと効果を広く知らせるために尽力し続けます。 |
私が子供の頃、祖母は足が悪く祖父は脳梗塞の後遺症で半身が不随でした。 祖父母は近くに住んでおり、遊びに行くとよくお風呂上がりにマッサージをしてあげたり、祖母にはお化粧をしてあげたり、爪を整えてあげたりしていました。 マッサージや手入れをしてあげるととても喜んでくれて、いつも自分では手が行き届かないのですごく嬉しいと笑顔を見せてくれました。 しばらくして、祖母が施設に入所した時も周りの利用者さんたちを見ても、ご家族が来て口紅を塗ってもらったり、お洋服を新しいものに変えただけでも目に見えて活力が湧いてくるような顔をしているのを何度も目の当たりにしました。 ご高齢になられても、男女問わず身だしなみを整えること、おしゃれをすることは精神的健康にとても効果があるのだと感じていました。 「福祉ネイリスト」という職業があるのを知ったのは、社会人になってネイルスクールに通っていた頃で、昔の経験からとても興味が湧きました。 実際に勉強をしてみて、ネイルをすることだけでなく、人と関わるということは認知症の予防、精神的健康に繋がることを学びましたが、昔自分が感じていたことと繋がり、とても納得のできる内容でした。 さらに、実地研修の機会をいただき、実際に施設のご利用者様への施術を経験しましたが、 頭で考えているよりも、会話を続けることがとても難しく、ご利用者様に不快な思いをさせてないか、自分の中で反省することがたくさんありました。 しかし、施術が終わると皆さんとても笑顔で「綺麗になって嬉しい」と喜んでくださり、他のご利用者様にも嬉しそうに見せているのもすごく印象的で、「爪に色を塗るだけ」「お話しするだけ」でこんなにも元気になれるのだと、普段何気なく私たちがしていることが、とても意味のあることなのだと感じました。 現在はネイルとは関係のない仕事をしていますが、今回福祉ネイルの受講を通して、ネイルが持っている力に改めて気付かされ、福祉ネイルで学んだことは高齢者や障害のある方でなく身体的なハンディキャップがない人にも通じるものがあると感じました。 例えば、子育てで忙しいママや、介護で忙しくあまり外に出られない方もそうですが、高齢者、障害のある方はもちろん、サロンに行けないような方に喜んでいただけるような活動を目指していきたいと思います。 受講にあたり貴重な体験をさせていただきとても勉強になりました。 ありがとうございました。 |
私の父親は 10年以上 病院や施設のお世話になり現在も施設で生活しています。 その間その事で家族も精神的に病んだりして、自分自身も壊れそうなことや大変なことがたくさんありました。 いつも病院や施設で相談に乗ってくれる人達、父をお世話してくださる人達をずっと見てきて、他人になんでこんなにできるんだろう、、なんてすごい仕事なんだろう、と感謝はもちろん感動したりして、逆に自分には何ができるんだろう、、といつも思っていました。 勇気づけるどころか、私は本人達の前では笑顔で頑張れても一人になると落ち込んでしまう毎日でした。 介護事務の資格を取ってみたりもしましたがしたいことはこれじゃないな、と。 じゃあ介護の資格を取れば?いやいや、そんなことは私には無理だしこんな歳になって今さらそんな……。 万が一資格がとれたとしても私なんかはそんな体力的にも精神的にもそんな大変な仕事ができるような人間じゃないし、と言い訳ばかりで。 自分の選択が間違ってたのではないかと悩んだり父にも家族にも私にできることはあまりにも小さくて自分の無力感に苛まれることも多々ありました。福祉ネイルは近年までなんとなくそれらしい姿をテレビなどで見たことはあってもそれはなにか特別な人達で 私には縁のないことだと思って特別意識もしてなかったことが、あるきっかけで「福祉ネイリスト」という具体的な仕事があることを知りました。 その時、え?それならもしかしたらあたしにも挑戦できる??と急にリアルになって、いろいろ調べ始めスクールに辿り着きました。 入会してしばらくしてart&meetingで他の生徒さんや卒業生と集う機会があり、その半分以上が介護経験があったり現在も従事者で、 あとの殆んどは福祉ネイルにくる前からネイリストさんだったり。志も実戦力も技術も高くバイタリティーのある人ばかりでした。 介護にもネイルにも縁のなかった人は本当に数えるほどしかおらず正直場違いのところにきてしまったと愕然としたのを覚えています。 それでもその気持ちと矛盾するそういう人達といた時間の楽しさや、福祉ネイリストという仕事を知るにつれて、ただ単にその時を笑顔にするだけでなく実際に 認知症の予防や進行を遅らせることに役立つと知った時などは、これまでの無力感から少しだけ解放される気がしたし、とりあえずやってみよう、と。福祉ネイルリストの仕事をよく知らない人の中には最初は私と同じように感じる人も少なくないかもしれません。 でも私もそう思いながらも続けて、実際に老人福祉施設でのハンドトリートメント体験会や、デイサービスでの実地体験で出会えた笑顔に、 私自身が嬉しい幸せと感じた気持ち、、、あーやりたいのはこれだーーと思いました。 お祭りでの子供達の笑顔も私が元気をもらいました。看護師や介護士のようにすごいことはできなくても、他の福祉ネイリストさん達のように活動的に動いたり上手くはできなくても、私は私でいいんだと、小さくても私ができることでいいんだ、とあの笑顔が思わせてくれました。 小さな小さな力ですが少しでも誰かのなにかの小さな幸せに繋がると信じ、これからも私のペースで私なりに頑張って行きたいと思います。 |
私は今、呉服屋さんで勤務していて、これまでに福祉関係・ネイリストの仕事に就いたことはありません。 私が福祉ネイルの資格をとろうと思ったきっかけは、呉服店での毎月の催事にお客様を招待した時のことでした。 催事に来店されるお客様にはおしゃれな方が多いのですが、中でも92歳の常連のお客様はご自身できれいにネイルをされていました。 紫・ピンク・水色など…とてもきれいなネイルをされていて「きれいですね」とお声がけしたところ、笑顔で「ありがとう」と。 その笑顔につられて私も幸せな気持ちになり、「いくつになってもおしゃれを楽しんでいる方はお元気」だと実感しました。 そんな時、新聞の一覧に福祉ネイルに関する記事を見つけました。 20代の頃、「ネイリストになりたい、勉強したい」と思った当時の気持ちを思い出し、福祉ネイリストになる方法を調べていたところ、 東條先生の元にたどり着きました。 年齢的にも新しいことにチャレンジすることに不安もありましたが、2人の娘も独立し自分のために使える時間がとれるようになったので、 「昔の夢を実現させよう」とチャレンジすることに。東條先生のお話に惹かれ、受講することを決めました。 実際に始めてみると「絵心がないこと」が浮き彫りになるなど…難しいことだらけに感じた日々もありましたが、丁寧に教えていただき少しずつできるようになりました。 今後の目標は、福祉ネイリストとして1人でも多くの方に「いくつになってもおしゃれを楽しんでいただけるお手伝い」をしていきたいです。 |
私は現在、障がい者施設の支援員として働いています。 ある日、同じ施設で働く看護師さんが利用者さんにネイルをしている姿を目にし、そこで初めて福祉ネイルというものを知りました。 「見て見て!」と嬉しそうにしている利用者さんを見てとても感動し、爪が綺麗になる喜びはみんな一緒なんだと感じたと同時に、親御さんにとっても嬉しい事だろうなと思いま した。 障がいをお持ちの方、そのご家族の方もそうですが、できる事、やれる事にどうしても制限がかかってしまう事もあると思います。 ネイルの施術中にきちんと座っていられる利用者さんもいますが、ネイルをやってもらうという考え自体今までなかったかもしれません。 施設で行われていたのは、体験会だったという事を後から知りましたが、この活動により、障がいを持っている方でもネイルをやってもらえる場所があるという事を知ってもらえ たと思いますし、この体験会をきっかけに、毎週色を変えて爪を綺麗にしている利用者さんもいます。 私は元々ネイルが好きで、⾧年デスクワークの仕事をしていた為自由にネイルをする事ができました。毎月ネイルサロンに通って、お話をしながら施術してもらっている時間が最高の癒しで、 綺麗にしてもらった指先を見るとすごく元気になれました。 実際勉強していく中で、認知症の予防や、メンタルの安定に繋がる事を知り、私自身がネイルで癒されていたので、メンタルケアにも繋がる事に心から納得ができました。 今は、仕事上自分の爪にネイルはできませんが、私に癒しや元気を与えてくれたネイルで、今度は私がたくさんの方を笑顔にするお手伝いができたらと思います。 そして、福祉ネイルとの出会いに感謝し、高齢者の方ももちろんですが、障がいをお持ちの 方にも福祉ネイルの素晴らしさをもっと知ってもらえる機会をこれから作っていけたらと思っています。 |
15 年以上前の事ですが、ネイリストとして働いていた時に母の友人から寝たきりの方のネイルをして欲しいと言われ、ご自宅に伺ったことがありました。 床に敷いた布団の上に寝ていた為、私も寝そべりながらカラーリングと3Dアートを施しました。とても喜んでくれてまた来て欲しいと言っていただいていましたが、当時はサロン勤務が忙しく一度しか伺えなかった事が今でも心残りです。 その後、専門学校でネイル講師をしている時に高齢者施設に生徒を連れてネイル施術やダンスなどレクリエーションを行う機会がありました。 介護について自分自身の知識が乏しく、生徒に高齢者の方への配慮を十分に伝えられなかったもどかしさも記憶に残っています。 現在は障害がある方にも体調に合わせてネイルを楽しみ、学べる場所を提供できればと思い、就労移行支援事業所でネイルの訓練支援員として働いています。 初めて福祉という仕事に付き、自分にもっと出来る事はないかと模索していたところ、福祉ネイリストにたどり着きました。 福祉の知識がまだまだ足りない自分が受けて良いものなのかと一度諦めましたが、あの頃の私から変われるチャンスなのでは?と考え直し受講を決めました。 講習では福祉と介護の現状や、福祉ネイリストが目指すものがよく理解出来ました。何より広くご活躍されている認定講師の東條先生から直接教わることが出来てとても勉強になりましたし、嬉しかったです。 実地研修では回想法を用いた会話を難しく考えていましたが、純粋に高齢者の方とのお話がとても楽しくて、涙を見せながらネイルを喜んでくれて、ネイリストとしてデビューした時感じた喜びを思い出し、胸が熱くなりました。 今後は就労移行支援を利用されている方々にネイル技術だけではなく、「美容サービスを通じて感動を与えることが出来る」という事を実感して頂ける環境づくりをしていきたいと考えています。 民間企業の法定雇用率は 2.3%(2023 年)ではありますが、まだまだ障害者雇用の職域は狭く、ネイルサロン就職という出口に繋がる事は難しいのが現状です。選択肢の一つとし て福祉ネイリストという道も与えられるよう提案の幅を広げていきたいです。 引き続き介護の知識を深め、昔の私に出来なかった事を福祉ネイリストとして一つ一つ実 現出来るよう活動していきたいと思います。 申し込みの時から東條先生には大変お世話になりました。手厚い配慮やご指導、本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。 |
私は、現在総合病院で看護師をしています。 以前、神経難病や慢性期病棟などに入られている患者様に携わる事がありましたが、長期に渡り療養や治療が必要な方は、 その環境から毎日を生きる事で精一杯であったり、自分らしさを持つ事、娯楽の時間を持つことが非常に厳しい方もいるなと常々感じていました。 人は楽しみや喜びがなくなると、やがて希望ももてなくなるので、療養や治療の過程で薬と同じくらいに大切なのはメンタルケア、サポートであると私は以前より考えてました。 そんな時、ネットサーフィンをしていると福祉ネイルというワードと出会いました。 福祉ネイルを調べていくと、その魅力に私はすぐ夢中になりました。 好きなポリッシュを選んでもらい、好きな絵を選び爪に描いて貰える、ネイリストとの時間は病気を忘れられる特別な時間に、療養中でもオーダーメイドの爪を見れば心が弾み少しでも前向きな気持ちに、行動に繋がる。その人らしさを取り戻すきっかけになるのではないか、療養中におけるメンタルケアに繋がるのではないかと思いました。 しかし、私は自らのネイル経験もほぼ無くネイルに関してはど素人も同然、特別器用な訳でもありませんでした。 ですが、自分にできるのか?という不安よりも、自分が何かできる人間に、看護師になりたい。メンタルサポートもできるようになりたいという気持ちでスクールに通いはじめたのを覚えています。 スクールでは東條先生の丁寧な指導のもと、なんとか実施研修まで終える事ができましたが、思っていたよりも回想法は難しく、これからの自分の課題も見つけることができました。 今後はネイルの技術も精進しつつ、回想法も含めてメンタルケアに繋がる会話術も伸ばしていきたいと思います。 少しでも多くの方に福祉ネイルの素晴らしさを感じてもらえるように頑張りたいと思います。 |
私はネイリストになる前に介護福祉士として特養で働いていました。 ご自分では思い通りに体を動かすことが難しい方が多く、ほとんどの方が認知症でした。 普段は時間に追われ、流れ作業で介護をする、そんな中でも時々行われる喫茶や居酒屋のレクリエーション、そして美容レクでは皆さんとても楽しみにしていて喜んでくださっていました。美容レクでは最初は恥ずかしがっていた方も、介護職員が下手くそに塗った頬紅、口紅、マニキュアでも、まるで少女時代に戻ったかのように明るい笑顔になったのがとても印象的でした。 こんな笑顔をもっと見られるような介護をしたい!と思っても、現実は時間に終われて利用者さんと座ってお話をすることすら難しいことの方が多かったです。 介護職を辞め、ネイリストになってから福祉ネイリストを知り、いつか自分もやってみたいと思っていました。サロン勤務をしているときも杖や車椅子の方がいたり、ご高齢でご家族が必ず付き添って来られる方もいらっしゃり、ご来店には天候に左右されたり来るだけで疲れてしまうというお声がありました。 それでも、皆さん綺麗になって嬉しいと笑顔でお帰りいただけると私も嬉しかったです。あるお客様から「私はネイルしてもらって救われたの。ふさぎ込んでマイナスなことしか考えられなかったけれどネイルに来る度に気分もよくなって。爪を見ると元気が出る。」と言っていただけた時はネイルっておしゃれの為だけではないのだと実感しました。 そして、今回福祉ネイリストになりたいと思い受講させていただき、回想法を交えながらの会話が思っていたよりも難しく、実地研修もとても緊張して臨みましたが喜んでいただけてほっとしました。もちろん回想法を用いた会話はもっとうまくできるように努力が必要だと思っております。 現場を離れてだいぶ時間は経ってしまいましたが、介護福祉士として、そしてネイリストとしても、ネイルで人を笑顔にできるという事を実感してきたのでこれから福祉ネイリストとして認知症予防、QOLの向上、そして何よりもたくさんの人に笑顔になってもらいたいです。 今後ネイリストとして主に活動していきますが、機会があれば認知症について、予防についてもう一度学びたいです。 福祉ネイリストとして、たくさんの方の笑顔と出会えることを楽しみに頑張ります。 |
私は今デイサービスで高齢者介護の仕事をしています。 お客様に喜んでいただけるようなレクリエーションを自分なりに何かできないだろうか……と思い ネット検索をしていたところ福祉ネイルの言葉に出会いました。 時々、自分でセルフネイルをしていた位でネイルサロンに入ったこともなければネイルのイメージも曖昧だったのですが見学の時、丁寧に説明して頂きイメージが掴めました。 帰りに東條先生にネイルを塗って頂いたのが人生初ネイルだったのですが、気分が高揚して帰りの電車で何度も爪を眺めたことを覚えています。 その時改めて「この気持ちを勤めているデイのお客様にも知ってほしい!」と思いました。 リモート授業では何となく知っていた知識をより深める事が出来たと思います。初めて知る事がたくさんあり、どの授業も丁寧に教えて頂きました。 個人的に赤いポリッシュを塗る授業が難しかったですが、ワクワクしましたし、とても楽しかったです。 実施研修では回想法を意識した会話や実際に行う施術の難しさを感じましたが、ご利用者様の笑顔が見られてとても嬉しい気持ちになりました。 今後、務めているデイサービスだけではなく近隣の福祉施設でも福祉ネイルが出来たら良いなと思っています。 |
私がネイリストになる前、ネイルサロンにご来店されるお客様は爪先までお手入れが行き届き、 時間にもお金にも余裕があるお洒落な方。というイメージでした。 ネイリストになって16 年。多くの時間を江戸川区内にあるサロンで過ごしました。 たくさんのお客様と出会わせていただく中で、車いすの方、筆談の方、お体の一部が自由の利かない方、ご高齢の方。お子様連れの方。 その中にはお洒落目的の方もいますが、ご自身で爪を切ることが難しい為爪を切りに来る方もいました。 そして爪を切ってもらいたくてもネイルサロンの敷居の高さに利用を踏み切れずお困りの方もいるのではないかと考えました。 幅広い層に需要と可能性があると思い、どんなお客様にもご満足いただき、またお願いしたいと思っていただけるよう知識を深めたいと考えたどり着いたのが福祉ネイルでした。 今回リモート授業や実技授業、実施研修と盛りだくさんの内容で学ばせていただきました。 ネイルのお仕事は長く就いていますが、初めて知ることも多くとても有意義な授業内容でした。 高齢者施設へ初めてお伺いし慣れない雰囲気に飲み込まれそうな中で、人生の大先輩と直接触れ合いサロンワークとは勝手の違うコミニケーションの取り方や施術の難しさにやりがいを感じました。 なにより仕上がっていくにつれて笑顔になっていくお顔を見て幸せを感じました。 福祉が充実している江戸川区。たくさんのデイサービスなどの高齢者施設があります。 見た目も華やかに。心も元気になる福祉ネイル。笑顔と健康の輪を広げていけるよう、施設への訪問美容を積極的に行い地域の方に愛され、信用される福祉ネイリストとして活動していきたいと考えております。 |
私は8年ほど前にネイリストを目指して東條先生のスクールに入学しました。 しかし、途中で出産・育児となりネイルの世界から離れてしまいました。そんな中で、恩師の東條先生のスクールで「福祉ネイリスト」を見つけました。 これは育児をしながらでも大好きなネイルの仕事ができるのではないか、自分が学んだネイルの知識を活かせるのではないか。 そう思い受講することにしました。 学んでいく中で、福祉ネイルをすることで認知症予防に繋がること、QOLが向上することについて知ったとき「私がやりたかったのはこれだ!」と思えました。以前に、ファッションやヘアスタイル、メイクなどは鏡をみないと自分では見えないけれど、指先のネイルは常に自分から見えるので気分が上がる。と言われたことがあったのですが、まさにこのことだ!と思ったのです。 実地研修に参加した際にもご利用者様が「物を取ろうとして手を伸ばした時に、ネイルをした手が、ふと目に入って嬉しくなる」と仰っていて、それを聞いた私もなんだか嬉しくなりました。 福祉ネイリストになったら、日常の中のそんなちょっとした嬉しさのお手伝いをさせていただきたいなと思っています。 |
現在、障害者福祉施設で看護師として勤務していますが、数年前よりやりがいをもって向き合えているのかと疑問を持ち始めていました。 そんな時、磨いただけの私の爪をみて「綺麗、いいな」とぱっと笑顔を見せてくれた利用者様がいたのです。利用者様の中には、気を引きたい、気分の不安定などで自傷をする方がいらっしゃいます。彼女もその様な方の一人です。爪を見るとピンクのもう剥げかかったネイルが少しだけついていました。 聞けば自分でしたとのこと。この笑顔が毎日見れるよう心の安定がはかれないか?女性としての綺麗願望を満たせないかと考えていたところ福祉ネイルという言葉に出会いました。 情報を得るうちにネイルには認知進行を遅らせたり、周囲とのコミュニケーションをとることで、精神的な安定に繋がったりすることを知り早速入校することを決めました。 仕事柄、ネイルはおろかアクセサリーもつけたことない私がいいのか?との思いもありましたが講義を受け、自分の爪が綺麗になっていくのを見ていると、綺麗になりたいという気持ちに年齢も理由もない。気持ちが大事だと実感し、心に思うのはやはり笑顔が見たい、お手伝いしたいとワクワクする気持ちが強くなりました。 先日、施設研修をさせて頂き、施術後の「ありがとう」の言葉とともに笑顔も見ることが出来、なにか私が忘れかけていた看護を目指した遠いあの日の気持ちが一瞬に甦り、私はこの笑顔が見たかったのだと心が熱くなり感謝でいっぱいになりました。 今後の活動は遠い地で暮らす両親のもとに時々帰り、介護の傍ら両親と一緒に施設や独居の方々を訪問し、福祉ネイルをしながら昔の話しに花を咲かせれる。そんな、人と人をつなぐ架け橋となればと考えています。 「あなたの笑顔が見たい」と言ってもらえるネイリストを目指します。 ご利用者様の元気、笑顔を感じる、これが私の望んでいたことであり生きる糧になると思います。福祉ネイルに携われることに感謝し活動をしていけたらと思います。 |
福祉ネイリストの資格を取ろうと思ったきっかけは、母が認知症になったことです。 母親はとてもお洒落な人でした。 髪を茶色く染め、赤いマニュキュアをして授業参観にくる母親が自慢でした。 そんな母親が化粧もせず外に出かけるようになったのも認知症の症状のひとつだと知りました。 ある日一緒に病院に行く時、軽くお化粧をしてあげてみたところ急に表情が明るくなりました。 それを見て「そうだ! マニュキュアをしてあげよう!」 と思いついたのが福祉ネイルの入り口です。 私が初めてネイルサロンに行ったのは人生の折り返しを過ぎてからでした。 ネイルサロンに行くなんて贅沢だと思い、母親と同じようにセルフネイルをしていました。 初めてのネイルサロンの帰り、こんなにも気分があがるものなんだと驚きました! 年甲斐もなくスキップをして帰りたいぐらいの気持ちでした。 なぜそのような気分になったのかは、ちょっと説明がつかないのですが。 とにかく化粧をしてあげたときの母親の表情がその時の自分の気持ちと重なったのです。 また、訪問介護事業で働いていた時に出逢ったご利用者様が私のネイルを見て、 「訪問でマニュキュアをやってもらえないか?」 と仰っていたことを思い出しました。 結局願いをかなえてあげる手段がなく、ごまかしたままその話は流れてしまいました。 今介護を必要としている世代の子供の年齢は、私と同じぐらいだと思うので、 おそらくお金を払ってネイルをしてもらうことを贅沢と思っている世代ではないかと.. しかし、 お金に変えられない効果があるということを理解して頂きたい。 ご家族の方々に、その必要性をお伝えしていきたいと考えています。 ではなぜ「ネイル」なのかと考えると、 やはり「常に自分の目で見える」ことが、その人の脳や心を豊かにするのだと。 私事ですが、 9月より訪問看護事業所への転職が決まりました。 面接の際、「福祉ネイリスト」の資格について質問を受けました。 スクールで学んだこと、活動についてお話ししたところ大変興味をもたれました。 と同時にまだまだ福祉業界に浸透していない事を実感しました。 高齢者だけでなく、 福祉業界全体に 「福祉ネイリスト」 という仕事を知ってもらい、 そこにお金をかけることを贅沢なことだと片付けることなく前向きに考えて欲しい。 施術はもちろんですが、 福祉業界へ 「福祉ネイル」の存在と必要性を知ってもらうことに 力をいれて活動ていきたいと考えています。 |
まず、この講座を受けようと思ったきっかけは、高齢になっていく母や祖母を どうにかして元気づけたかったのが一番です。 いくつになってもオシャレをすることや身なりを整える事は気持ちを明るくしてくれるし、 気持ちを前向きにしてくれるし、 自分に自信が持てると信じています。 そんな方々にネイルを通じて生活に彩を与え、元気で笑顔のある人生が送れるように微力ながらサポート出来たら、 こんな幸せは無いと思いました。 学んでみて感じた事は、2040年問題老いていく恐怖感、孤立感など考えさせられましたが、 福祉ネイルの必要性・可能性も大きいものだと感じました。 ネイルで爪をキレイにすることはもちろんですが、ネイル施術時間の会話 (回想法) で認知症の進行を遅らせたり、 精神的安定をはかる事ができる。 ネイルを通じて利用者様の生活の活性化を促し予防介護につなげることができる。 なんと言ってもご利用者様にも施術をしている福祉ネイリストにも笑顔と感動 を与える事ができる。 このことを学べた事は、私自身とても良かったと思います。 また、東條先生の具体的な (実際の利用者様との会話内容や老人ホームなどの 営業先のやり取り、失敗例 成功例など) 講義のお陰で、 私が実地研修を行う イメージや今後福祉ネイリストとして活動していくイメージなど想像を膨らませる事ができました。 ありがとうございました。 今後はデイサービスや地域のイベントに参加し、福祉ネイルをたくさんの方に 知ってもらいたいと思います。 そしてたくさんの方を元気にさせ、たくさんの方を笑顔にさせるお手伝いが出来たらいいなと思っています。 |
ネイリストになりたい!そう思い始めたのは、下の子が幼稚園に入ったのをきっかけに仕事を始めようとしていた時です。 わたし自身、昔からネイルをすることが好きでした。 大好きなネイルの力で、人を癒したり、喜ばせたり、綺麗にしたいと思うようになりました。 そして、ネイリストになるための学校をさがしていたところ、東條先生のスクールを見つけました。 ホームページには、一般のスクールの他に“福祉ネイル”という項目が私の目に飛び込んできました。 私の母は国指定の難病を患っており、ほぼ1年中ベットの上で過ごしています。 以前から母のように、身体の不自由な人に何かやれることはないかと漠然と考えていました。 どんな方にでもネイルを楽しんでもらいたい、私がそうだったようにネイルをするだけで嬉しくなったり、 癒されたりしてほしい、ネイルを通じて笑顔を増やしたいと思うようになり受講を決めました。 勉強していく中で、福祉ネイルをすることで認知症の予防効果があること、 利用者のQOL(生きがいや人生の満足度)が向上することや、色やアロマの効果など、 色々なことを学ぶことが出来ました。 先日、実家に帰省した際には母にネイルをしました。いろいろな話をしながら施術していると、 母はみるみるうちに顔がキラキラして、久々のおしゃれをとても喜んでくれました。 私も自然と笑顔になり、お互いが幸せな時間でした。やってもらう側のQOLの向上もあると思いますが、 施術する側も同じくQOLを向上させることができるのではないか、 福祉ネイルが自分自身の生きがいになっていると感じました。 現在コロナ禍で、老人ホームや障がい者施設などへの訪問が制限される中、 福祉ネイルを一緒に学んだ仲間でキッズネイルのイベントを行ったりしています。 まずはイベントなどで福祉ネイルの存在などを知って頂き、興味を持ってもらう、 そんな活動をしていきたいです。 そして、コロナが落ち着いたら、さまざまな施設などを回って一人でも多くの人を元気にしていきたいです。 福祉ネイルのテキストに、 『福祉ネイリストとは、ネイルの力で"癒し・元気・希望"を感じてもらい、笑顔になって頂くことを目的としたネイリストです』とあります。 この言葉が私はとても好きです。 私もこの言葉を胸に、これから様々な場所でいろんな方々を笑顔にできる活動をしていきたいと思っています。 福祉ネイルに出会えたことにとても感謝しています。 東條先生、本当にありがとうございました。 |
私は幼いころから、医療・福祉・美容の分野に興味があり、高校卒業後は医療事務系専門学校に進み、 その後は調剤薬局で調剤事務員として勤務していました。 患者様に寄り添って仕事がしたいと思っていましたが、調剤事務員として患者様の役に立っている実感が少なく、 だんだんと自分の中で違和感を感じはじめていました。 ちょうどそのタイミングで姉の病気が発覚し、闘病生活を目の当たりにし、 「誰かの心が元気になるような明るくなるような仕事がしたい」と強く思いました。 その後訪問美容師を目指しましたが挫折してしまい、出身校の専門学校で講師を務めていました。 仕事をしながらもやはり夢を諦めることができなく、そんな中で医療・福祉分野と美容分野を掛け合わせたスクールを見つけ、 勉強ができると思っていた矢先に新型コロナの蔓延など、ここに来るまでたくさんの苦難がありました。 しかし、心の奥底にはずっと医療・福祉と美容を掛け合わせた仕事がしたいという気持ちがあり、 そこは一切揺らぐ事はありませんでした。 そしてようやく今年の2月から福祉ネイルの勉強を始めることができ、 オンライン授業初日のワクワク感は今でも忘れることができません。 オンライン授業や実習で学んだファイリングやカラーリングなどを私の祖父母の手を借り練習を行っていました。 ずっと農業をしてきて、指先をキレイにする習慣が無く初めのうちは「化粧もしたことないし、こんな土をいじってきた手なんて、、、」 と遠慮がちに言っていましたが、いざファイリングをすると、 施術に興味を持ってここの爪をもっと短くしてほしいなどリクエストする姿がみられました。 爪磨きまで行いピカピカになった爪を「すごいなあ、こんなにキレイになったのは初めてだ。嬉しい」 と何度も表情を輝かせながら見つめていました。嬉しそうな言動はもちろんですが、 「今週末に病院に行くからそれまで爪がピカピカでいられるように、明日から手袋をして畑仕事しよう」と、 意識まで変化した事が私としては嬉しく、美容が持つ力の素晴らしさと、 「やっぱり美容は年齢なんて関係ない。もっと福祉ネイルを広めていきたい」という気持ちが強くなりました。 何のために福祉ネイリストとして活動していくのかと問われたら、私は自分のためでもあるかなと考えています。 「施術をする→相手の表情が明るくなる→私自身も嬉しくなる→モチベーション・自己肯定感が高まる」相手が笑顔になってくれることが喜びでもあり、 私自身が幸せを感じられることなので、これから福祉ネイリストとして活動していけるようになったら、 私の方が元気をもらって施術をさせてもらえたことに感謝をする機会がきっと多くなるんだろうなと思っています。 また、美容は贅沢品ではなく、「心の豊かさ」に直結する一種の道具になっている時代だと思うので、 福島でいかにシニア世代に美容の素晴らしさを伝えられるかを福祉ネイリストとして頑張っていきたいと思います。 ネイルケアをすることで生まれる自己肯定感の高まりと周囲とのコミュニケーションで、笑顔になる機会を増やしていき、 指先から優しくほっこりするような幸せを発信していきたいです。 福島からの受講を受け入れてくださった東條先生、ありがとうございました。 |
私が福祉ネイリストになったら、今まで頑張ってくれた母親世代の方へ恩返しがしたいと思っています。 そして何歳になっても綺麗でいたいという女性の思いを大事にしてその願いを叶えるお手伝いができればと思います。 恩返しをしたいと思った理由は、自分も40歳を過ぎ、周りの女性を見てみるとやっぱり女性は大変だと思いました。 仕事に家事に子育て、昔はもっと大変だったと思うのです。そんな女性へ恩返しがしたいです。 もちろん頑張ってくれた父親世代の男性にも。 私がネイルに興味を持ち始めたのは小学校中学年くらい、夏休みにいとこの家へ遊びに行き叔母が持っていた マニキュアを借りて遊んでいた記憶があります。高校生になると長期休みには自分でマニキュアを塗り、 卒業後本格的にセルフネイルを始めました。 セルフネイル歴は23年にもなります。35歳前にはジェルネイルもセルフで行うようになりました。 それくらいネイルが大好きな人生です。 出産を機に前職を退職し専業主婦歴もあっという間に10年を迎えようとしてました。 40歳を過ぎたころからやっぱり社会に出て働きたいという気持ちが強くなり、でも何をしていいのかが分かりませんでした。 そんな時いつも思い出すのは母の姿でした。母は先日70歳になりましたが介護ヘルパーとして 今も現役の最前線で働いています。せっかく始めるのだから、母のように自分が歳をとっても続けられて 人が喜んでくれる仕事がしたいと思うようになりました。 そして色々探しているときに出会ったのが福祉ネイリストという職業でした。 しかも住んでいる地域に福祉ネイリストの資格をとれる認定校もあり、これだ!と決心しスクールに通い始めました。 勉強し始めると想像以上に素敵な内容でした。中でも強く印象に残ったのが、利用者様のQOLの向上という言葉でした。 QOLとはQuality of Life「生活の質」「生きることの質」という意味です。QOLの向上が目指せてしかも予防介護にもなる、 ネイルの力のすごさを再認識できました。今後は形にとらわれず色々な事に挑戦していきたいと思ってます。 福祉施設への訪問だけではなく個人宅への出張ネイルやイベント出店など。皆さんが喜んでいただけるように 最大限努力していきます。そして最高の笑顔を見せていただくのを楽しみにしています。相手が笑顔になってくれるのが一番の喜びです。 東條先生から福祉ネイルを学べた事に心から感謝しています。 色々な事に挑戦している先生を尊敬しています。これからもよろしくお願いします。 |
このたび福祉ネイリストの勉強をはじめて、多くの学びと経験を通して今後有意義な活動 をするためにはどのように工夫し、満足していただけるのであろうか・・・まだまだこれか ら一生懸命考えていかなければなりません。 一旦一通りの課程を修了し、今現在思うことを綴ってみようと思います。 私はネイル自体の勉強をはじめて約 1 年。そもそも漠然と始めてみたいと思ったのは 10 年 前の当時、私には 2 人の息子がいて毎日公園遊びに付き合わされ、それはそれでとても幸 せな毎日ではあったが、砂場遊びをすれば爪の中に泥は入るし、日焼けした手元は良い色に こんがりしていてなかなか自分自身を顧みる時間などなかった。 そんなとき、ネイリストの友人が声を掛けてくれ、ハンドトリートメントからはじまりネイ ルを施してくれたことがありました。優しい手のぬくもりを感じながらとても大切に扱わ れる丁寧な施術にただただうっとりしたことを記憶しています。 それは同時に心のケアもしてもらっているようで、「よくがんばっているね。お疲れ様。」と 労ってもらっている気がして、温かい気持ちになりました。 そんな経験から子育てもひと段落したらネイルの技術も一から学び、私の体感したような 経験を提供してあげられたらいいな、と一歩を踏み出しました。 福祉ネイルの活動においては、ご年配の方々を対象に活動の幅を広げていくことが多くな るとは思いますが、ネイルやハンドトリートメントの技術の向上をめざすことは言うまで もなく、長年人生を歩んでこられた方々に労いと敬意をもって、心の通う施術をして差し上 げたいと思うのです。 俗にいう団塊世代の方々の中には私自身の両親も含まれます。日本経済の発展を支えてこ られたその方々への思いはひとしおです。 また、ご年配の方々だけでなく障がいがある方々へも活動の幅を広げていくことが私の目 標でもあります。 数年前に障がい児・者とモノづくりをするイベントに参加しました。 女の子はやはり可愛いものや色が大好きで、健常児と変わりなく目を輝かせて喜ぶのです。 そこに壁はなく、誰もが持つ高揚感や楽しい、嬉しいと思う感覚。 それは共通であると確信しました。そのお母様たちもそんな感覚を持てる場所をもっと提 供してほしいと話されていました。いつかそのような場を分け隔てなく作れるといいなと 感じます。 手と手が触れ合うことで感じる温かい温度や、相手を思いやる気持ち。 私たちネイリストもまた、触れ合うことで安心感を受け取っているのだと思います。 そんな心の通い合う活動を目指していきたいと思います。 東條彩乃先生のご指導の下、学べたことに感謝しております。 |
私はネイリスト歴、通算約20年です。 主人の海外転勤が決まり、ネイリストとしての活動を辞め、去年までタイのバンコクで約6年過ごしました。 その間、幸運にもド素人のタイ人に、安全な施術やアートのデモンストレーションをする機会があり、タイのネイル業界についても学ぶことができました。 帰国後は、もうネイリストとしては「やりきった感」があり、これから活動することは体力、視力的にも難しいだろうと感じていました。 お客様が喜んでくださった事を実感したときの感動などは遠い昔のこととなっていました。 ところがある日、駅のホームの広告で福祉ネイルをイメージした写真を見た時に、こんな活動もあるのかもしれない。とすぐに検索し、受講を決めました。 先日、実地研修まで終えて驚いたことがあります。 私が事前に想像していたのは、「利用者さまは、お手元が美しくなって喜んでいただける、また、笑顔ですごせるお手伝いができることは、私にもありがたい経験になるであろう。」 でした。 しかし体験してみてこれまでと大きく違うのは私自身が感じる幸福感でした。 両親世代とそう変わらない年齢の方だからでしょうか。このような経験も多くの人に知ってほしいと思います。 まずは、親戚がボランティアで運営している自宅サロンから活動を始めてみる予定です。 ここは自宅を開放し、週に一度近所のお年寄りを招いて様々なレクリエーションをしている「寄り合い所」のような場所です。 そして国、文化は違っても施術後の効果、感じ方は同じなのではないでしょうか。まだ想像するだけで夢のような話かもしれませんが、機会があれば違う国の同じような活動を知りたいですし、ぜひ体験してみたいです。 また、東條先生に出会えたこと、ご縁に感謝します。 ありがとうございました。 |
私が福祉ネイリストになったら、地元石川県金沢市で福祉ネイルの活動を広げていきたいです。 私は元々ネイリストという仕事に疑問を抱いていました。 「ネイリストは綺麗な人や綺麗になりたい人をより綺麗にするお仕事」そう思っていました。 しかし、私のネイルサロンに来店するお客様は 「ネイルをすると毎日気分が良い』 『家事や育児で鬱っぽくなっていたけど、ネイルをしに来ると明るい気持ちになれる』 とネイルには感情を動かす力があると日々感じていました。 しかし女性全体でネイルをする利用者は1割という現実。こんなに人を幸せにする力があるのに 「このままではもったいない!」そう思っていました。 そんな時に知った福祉ネイリストの活動は私の心のモヤモヤを吹き飛ばして「この活動を金沢にも広げたい!」と思わせてくれました。私には祖父がいます。 以前よりコミュニケーションが取る機会も大きく減ったことには気づいていましたが 何かしようと思っても「コミュニケーションってどうやって取るんだろう?」と年齢の差が大きい分、 コミュニケーションの取り方に困ってしまう時も多々ありました。 耳が徐々に遠くなっている祖父とは会話をすることも難しいのが現状です。 福祉ネイリストの勉強をする中でハンドマッサージの授業を体験した時に 「これだ!」と思いました。 手と手を触れ合わせてできるハンドマッサージで新しいコミュニケーションができる。 これは自分の中でも新しい発見で、とても嬉しかったです。 私と同じように高齢者とのコミュニケーションに困っている方は多くいると思います。 そのような方に福祉ネイリストとしてこれからコミュニケーションの方法を伝えていきたいと思いました。 私には講師になりたいという夢があります。 そしてなるなら絶対に人々の役に立つこと、必要とされることをしたいと思っています。 この夢にも福祉ネイリストはぴったりだと思っています。 福祉ネイリストは対象者の幅が広いので、医療従事者や介護を必要とする高齢者のご家族にこの技術や知識を伝えていくことで、 今後の超高齢化社会を社会全体でサポートし乗り越えていけるのではないかと思っています。私の住む石川県は近年高齢者施設がどんどん作られており、私の祖父もデイケアサービ スを利用し、毎回とても楽しそうに帰ってきます。 高齢者が楽しめ、そして認知症の予防にもなるような活動をしている施設がこれからもっと増えていくといいなと思っています。 そこにはしっかりとしたエビデンスを元に活動している福祉ネイリストの存在がとても重要だと考えています。 私が福祉ネイリストになったら、まずは祖父の利用しているデイサービスに福祉ネイリストの活動ができるか営業に行こうと思っています。そして、私のサロンに通ってくださるお客様のお母様 (80歳)にもネイルをして欲しいと依頼があったので そこでも福祉ネイリストとしての活動をさせていただこうと思っています。 そして一つ一つの活動を続けていくことで大きな輪 (金沢市での福祉ネイリストの輪)を作っていきたいと思います。 |
私は福祉ネイリストになったらしをお届けする活動をしていきたいと思います。 高齢者・障がい者の皆様へ笑顔と癒しをお届けする活動をしていきたいと思います。 これまで美容(ヘアメイク) を通して、 美容の価値を伝えるお仕事をしてきました。 その中で、 ダウン症の方々のダンスステージやファッションショーでヘアメイクを、 年に3回ほど関わらせて頂いていました。 その際、ヘアメイクですごく喜んで、自分のことを鏡で沢山見たり、 気持ちが明るくなっている姿を見て、私自身がいつも感動をもらっていました。 全ての人が、 美容の力で心から元気に健康になっていくことができる。 私にできることはもっとあるのではないかと!と考えている時に、福祉ネイルという世界のことを知り、 なんて素晴らく、必要な活動なのだろうと感動しました。 そして福祉ネイルを学びを通してこのこと素晴らしい活動を、 今後自分の人生の中でしていきたいと強く思いました。 福祉ネイリストとして活動ができるようになったら、 まずは定期的にお 伺いできる施設様と出会い、 ご利用者にお爪を見ることで日々に潤いを与え、 QOLの向上を目指し、 毎月の楽しみと感じて頂ける存在になりたいと思います。 さらに、地元や関東県内だけでなく、全国の福祉ネイリストさんや福祉の皆様とも繋がり、 全国の施術様へも訪問させて頂けるようになりたい です。 そうして、 自分自身の活動だけでなく、福祉ネイルを多くの方に 知って頂けるような活動をしていきたいです。 多くの笑顔、癒しの時間を一緒に過ごすことができる福祉ネイリストを 目指していきます。 貴重な学びをありがとうございました。 今後とも宜しくお願い致します。 |
私は福祉ネイリストになったらしをお届けする活動をしていきたいと思います。 高齢者・障がい者の皆様へ笑顔と癒しをお届けする活動をしていきたいと思います。 これまで美容(ヘアメイク) を通して、 美容の価値を伝えるお仕事をしてきました。 その中で、 ダウン症の方々のダンスステージやファッションショーでヘアメイクを、 年に3回ほど関わらせて頂いていました。 その際、ヘアメイクですごく喜んで、自分のことを鏡で沢山見たり、 気持ちが明るくなっている姿を見て、私自身がいつも感動をもらっていました。 全ての人が、 美容の力で心から元気に健康になっていくことができる。 私にできることはもっとあるのではないかと!と考えている時に、福祉ネイルという世界のことを知り、 なんて素晴らく、必要な活動なのだろうと感動しました。 そして福祉ネイルを学びを通してこのこと素晴らしい活動を、 今後自分の人生の中でしていきたいと強く思いました。 福祉ネイリストとして活動ができるようになったら、 まずは定期的にお 伺いできる施設様と出会い、 ご利用者にお爪を見ることで日々に潤いを与え、 QOLの向上を目指し、 毎月の楽しみと感じて頂ける存在になりたいと思います。 さらに、地元や関東県内だけでなく、全国の福祉ネイリストさんや福祉の皆様とも繋がり、 全国の施術様へも訪問させて頂けるようになりたい です。 そうして、 自分自身の活動だけでなく、福祉ネイルを多くの方に 知って頂けるような活動をしていきたいです。 多くの笑顔、癒しの時間を一緒に過ごすことができる福祉ネイリストを 目指していきます。 貴重な学びをありがとうございました。 今後とも宜しくお願い致します。 |
私はこれまで美容の仕事、美容部員・ヘアメイクアイリストを経験してきました。 ある日80代の女性のお客様がポリッシュのお色選びに来店された時、 手が震えて大好きなネイルが綺麗に塗れなくなってきてしまったと困っていらっしゃいました。 ベースカラー・トップコートと塗って差し上げると、とても喜んで下さり、 今日はもう帰ろうと思っていたけれど、もう少し寄り道するわとおっしゃってお帰りになられました。 売るという仕事の中に、物だけではなく、寄り添うプラスアルファの行動がお客様を明るい気持ちに出来る素晴らしさを 改めて実感した出来事でした。 初めてネイルサロンへ行った時、私も自分で塗るのと塗ってもらうのでは全く気分も違いました。 とても感動して、 気が付くと何度も何度も指先を見つめていました。 私自身、ネイルをした日やマツエクを付けた日は元気が出たり外へ出かけたくなったりとウキウキします。 全てのきっかけとなった始まりは、子供の頃から大好きだった祖母の存在でした。 いつも綺麗にお化粧をして、真っ赤な口紅にお洒落なヘアとスタイル、香水はシャネルのNo.19。 自慢のおばあちゃんでした。 歳を重ねてもキラキラしているおばあちゃんを増やしたいと思い、やってきました。 福祉ネイリストを目指したのも同じ思いからでしたが、 今回福祉ネイリストの講習を受けて、 単に綺麗にするだけではなく、ネイルを施術させて頂く時間、しっ かりとご利用者様と向き合い、 お話をして、触れて、コミュニケーションを取ることの大切さを改めて学び衝撃を受けました。 綺麗になるだけでなく、QOLが上がったり、認知症の予防になればどんなに素敵な事だろう…と 改めて大切な役割を担う仕事であると感じました。 そして、 何気ない日常にふと見える指先からいつもよりも少しの元気、 明るさ、チャレンジする勇気、 生活に華やぎと彩りを1人でも多く方にお届けしたいです。 ネイリストとして指先を綺麗に、福祉ネイリストとしてご利用者様の唯一無二の人生に関われている喜びと感謝の思いを忘れずに、 綺麗と笑顔、そして活力を届けられる福祉ネイリストになりたいと思います。 |
私の祖母は90歳を過ぎてから認知症がひどくなりデイサービスに週2回通うようになりました。 もともとお洒落な人で、赤やピンクなど可愛らしい色が大好きでした。 93歳くらいからは認知症が更にひどくなり、 介護老人ホームに入所することになり、私は年に1.2度しか会いに行くことはありませんでした。 もう、自分で洋服も選ばなくなって何にも興味を示さなりほとんど寝たきりの状態だと両親に聞かされ、 たまたま施設を訪れてみると、両手を上に挙げて赤 ネイルをうれしそうにこちらに向けて車イスに乗っている 祖母が居ました。 「これ、やってもらったの。キレイでしょ」 とニコニコして久しぶりに笑顔の祖母を目にした時、 何歳になっても女性はお洒落を楽しみたいものなのだと感じました。 ネイルの力で笑顔を引き出せる、そんな福祉ネイリストになりたいです。 沢山の方に元気を与えられる、そして私自身も元気をもらいながら、福祉ネイルを楽しんでいきたいと思っています。 |
私は、ネイリストになって20年になります。 サロン勤務20年、自分でサロンを10年経営していました。 出産してからは、働き方を子供中心に合わせて仕事をしてきましたが、 1人だとなんとかなるのに、2人目を出産してからは、2人の子供中心に仕事をするのが難しく感じる様になり、 考えた末ネイルサロンを閉める事にしました。 20年ネイルひとすじで仕事をしてきたし、もういいかなぁと。 でも時間が経つにつれ、やっぱりネイルの仕事がしたい、 お客様の客層を変えて、大好きなネイルの仕事ができないかと考えていた時に インスタグラムで福祉ネイルの仕事を見つけました。 見た瞬間「これだ!」とワクワクしたのを覚えています。 ネイリストとして技術で利用者様に施術してあげられる、 私自身も大好きなネイルで仕事ができる。 ネイルをすることで、モチベーションアップ。また今までと違うご利用者様との会話。 きれいになる事に感動して頂ける! そのうえ認知症にも効果があるなんて、なんて素敵なんだ、と。 スクールを卒業してたら、施設に営業に行き、おためしイベント等で ネイルにふれあって頂く。 お話して引き出す会話ができる様になる。ワクワクするような技術を身につける。 少し慣れたら、プラスで別の美容、メイク、着つけなども何かてきたらいいなぁと思っています。。 私もまた会いたいなと思ってもらえる福祉ネイリストになりたいです。 |